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外反母趾の方のインソールの選び方。専用のものはあるのか?

外反母趾をインソールで何とかしよう、と考えたことのある方は多いのではないでしょうか。

しかしインソールはタイプも種類も沢山あり、どれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。

患者さん
患者さん
インソールも種類がたくさんあるので、どれが外反母趾に良いものか選ぶのが難しくて、、、お医者さんの処方するものなら間違いないですか?
中島先生
中島先生
残念ながら、それがそうでもないのです。インソールは種類によっては効果抜群のものと、まったく逆効果のものがあるので、見分け方が重要ポイントになりますね

外反母趾用と謳っていても、専門家の目から見ればそうではないものもよく見かけます。

ここでは外反母趾に悩む方のための、インソールの選び方について解説します。

外反母趾の方におすすめのインソールとは

私が外反母趾改善の専門家としてお勧めしているのは、インパクトトレーディング社の取り扱う、「スーパーフィート」というインソールです。

このインソールはアメリカの足病医学の理論をもとに作られた、医療用インソールの一般用。

外反母趾の方へオススメの理由

それはずばり「過剰回内(オーバープロネーション)」用のインソールだから、というのが理由。

後ほど詳しく解説しますが、外反母趾は過剰回内という良くない歩き方が原因で発生します。

なのでその対策がなされているかどうかが、そのまま選び方になるという訳です。

もちろんそうは表記しながらも、そんなこと考慮して作られていないものもありますが、一つの指標にはなるでしょう。

種類の選び方

スーパーフィートであればどの商品も、過剰回内対策という基本コンセプトは同じです。

足の状態が良くない方からアスリート向けまで様々なグレードがあり、それが色で分かれています。上位モデルとしてオーダーメイドもあります。

足の状態に合わせて選ぶことが重要で、本来研修を積んだスタッフに選んでもらうのがベストです(販売店は基本的に必ずその研修を受けています)。

しかしもし近くに取扱店が無く通販で買う場合、外反母趾の方は基本的に「トリムブラック」という商品を選ぶようにすると、間違いはありません。

サイズの選び方

スーパーフィートのサイズは何センチとは出ておらず、小さいものから順にJ,A、B~となっています。まずは足長を目安に、サイズを絞り込みます。

そしてサイズ合わせで重要なのは、かかとの大きさにあります。

写真の様に、かかととのフィット感に合わせて選ぶのです。

効果の出る靴への合わせ方

靴の大きさに合わせてカットして入れるのですが、その合わせ方で効果に差が出るので注意です。

写真の様に、インソールが中で2~4ミリほど動くように切って入れるのがポイント。ぴったり動かないのは良くありません。

 

このように選び方にも合わせ方にもコツがあるので、できれば研修を受けた販売店で購入し、合わせてもらう方が良いでしょう。

ハイヒール用・パンプス用もある

スーパーフィートのインソールのラインナップには、パンプス用やかかとの高いハイヒール用のインソールもあります。

これを使えばハイヒールも負担が無く履くことができるので、一つ持っておくと非常に役立ちます。ただしハイヒール用は、使いこなすのに少しコツがいるので注意です。

価格

価格は既製品でおよそ4000円~6000円。

スーパーフィートの既製品は定価販売が原則。なので基本的にどこで買っても定価以下にはなっていません。

通販で安いように表記されているものも、基本的にはその分送料などで結局同じになるようになっています。

オーターメイドはカスタムといいますが、この価格は取扱店にお尋ねください。

インソールとは

なぜスーパーフィートのインソールが、外反母趾に良いのかを理解し納得いただくためにも、インソール自体についてもう少し詳しく知っておいた方が良いでしょう。

インソールとはいわゆる靴の中敷きのこと。

靴にもともとついている中敷きも本来インソールと呼びますが、一般的には別で購入し、ご自分で改めて入れるものを指すことが多いです。

フットベッド、オーソティクス、足底板なども、呼び方が違うだけで同じものを指していると考えてよいでしょう。

スポーツショップやシューズショップ、通販などで手に入りますが、病院(整形外科)などでも取り扱っている場合もあります。

病院で医師から処方された場合は、健康保険が適用されます。

インソールのタイプ・種類

インソールと言っても、どれも同じではありません。

メーカーやブランドによって、その目的や効果は多様です。

単に消臭目的のもの、クッション性を高めるもの、アーチ(土踏まず)をサポートするものなど、様々なものが売られています。

インソール選びのポイントはここで、何目的のインソールか、というのが重要になります。

オーダーメイドインソール

オーダーメイドのみを扱っているメーカーもありますが、殆どの場合はそのメーカーが既製品の上位モデルとして取り扱っている場合が多いようです。

なのでオーダーだから、オーダーでない他社のものより凄いかというとそうではなく、それはまた違う問題になります。

あくまでそのメーカの中での上位モデル、としてとらえるとよいでしょう。

外反母趾の方が、インソールを選ぶ上で知っておくべきこと

確かに外反母趾用に考えられたインソールは、一定の効果を発揮します。

しかし外反母趾用とは表記されているものの、専門家の私から見れば、実際はそんなこと何も考えられていないと見えるものも良くあります。

これは、外反母趾はどうやって発生しているか、を正しく理解して作っているかどうかが重要。

私たちの方でもそれがわかっていれば、意外に簡単に見分けがつきます。

なのでまずは歩くときの足の仕組みや、外反母趾の発生の仕組みからご説明します。

足の形はいつも同じではなく、変形している

まず外反母趾の発生のメカニズムを、できるだけ簡単に説明してみます。

実は人間の足は歩いている時に、ずっと同じ形をしている訳ではありません。

大きく分けると、2つの形を行ったり来たりしながら歩いているのです。

一つ目の形は、皆さんの良く知る一般的な足の形。

この形では土踏まずがあって、足の骨と骨の間が密に締まった状態。

この形を専門的には回外(スピネーション)というのですが、ここでは簡単に「しっかり足」と呼ぶことにします。

そしてもう一つは土踏まずが落ちて、足の骨と骨が緩んでぐらぐらになった状態。

こちらも正式には回内(プロネーション)というのですが、ここでは「ぐらぐら足」と呼ぶことにします。

体を支えるためには「しっかり足」が適しています。

しかし歩くときは「しっかり足」のままでは、その衝撃が直通で膝や股関節に行き、痛んでしまいます。

なので着地の瞬間にその衝撃を吸収するため、足はあなたが考えなくても自然に「ぐらぐら足」の形に移行しているのです。

そして着地が終わった瞬間からすぐに「しっかり足」に戻る。

実はこれを繰り返して歩いているのです。

外反母趾発生の仕組み

これを踏まえて、外反母趾はなぜ発生するか。

本来「しっかり足⇔ぐらぐら足」を交互に繰り返しながら歩いていたものが、様々な原因で「ぐらぐら足オンリー」で歩く癖になってしまっている方がおられるのです。

「ぐらぐら足」は衝撃吸収用の緩んだ状態なので、そもそも頑丈にはできていません。

それを常時使っていると足に負担が大きく、足は横に伸びていってしまうのです。

これが外反母趾の発生原因で、専門的には過剰回内(オーバープロネーション)といいます。

この「しっかり足⇔ぐらぐら足」の仕組みや、外反母趾発生のメカニズムは、別に私が見つけ出した特別な説ではありません。

アメリカなどの足の医療の発達した国では、実はごくごく当たり前の話。

実は足病医学の基礎中の基礎なのです。

外反母趾発生の仕組みからわかる、選んではいけないインソールとは?

お伝えした足の基本的な動きの仕組みと、外反母趾発生の仕組みから見れば、消去法でまずはどんなインソールは適していないのか、が明らかになります。

クッション性の高いインソールは、×

外反母趾で痛みがあったりして、衝撃をやわらげればましになるのでは、、、?

そう思う気持ちもわからないではないですが、これは逆効果になります。

クッション性が高いということは、それだけ不安定だということ。

それは例えば砂浜などを歩くのと同じような話になります。

砂浜は砂が柔らかく足の裏は心地よいですが、不安定で歩くのに疲れますよね。

クッション性の高い中敷きを履くと、少しオーバーに言えばそれと同じような状況になってしまうのです。

そして不安定な足元では、無意識に足指に力を入れて歩いてしまうことに。

外反母趾は常時「ぐらぐら足」の、不安定な状態で歩いていることが原因。

なのにわざわざさらに不安定な足元にしてしまうと、逆効果です。

本来足のアーチ(土踏まず)がクッションの役割を果たしているもの。

「しっかり足⇔ぐらぐら足」の正しい歩き方になれば、土踏まずがきちんと機能し、靴やインソールにクッション機能を求める必要はなくなります。

アーチ(土踏まず)サポート系インソールも、×

外反母趾の方はほとんどの場合、アーチの低下も併発しています。

なので、持ち上げたくなる気持ちはわかります。

しかし足の仕組みに照らし合わせると、残念ながらアーチサポート系のインソールも良くないことがわかります。

ましてや、外反母趾の方にはお勧めできません。

もうお分かりの様に、足は「しっかり足⇔ぐらぐら足」を交互に繰り返し歩いているもの。

その際同時にアーチも「上がる⇔潰れる」と形を変えているとお伝えしました。

これこそが、足裏のアーチの本当の存在理由。

確かにアーチのある状態は足に力が入りやすいのですが、それ以上に重要なのは、アーチはつぶれることによって衝撃を吸収している、ということなのです。

なのにアーチを何か下から支え持ちあげてしまえば、つぶれることができないですよね?

衝撃は吸収できず、膝や股関節に負担が増えることになってしまうのです。

まとめ

インソールはそのコンセプトによって、効果が全く違います。

外反母趾の方は「過剰回内(オーバープロネーション)」改善目的のものを選びましょう。

それが外反母趾用インソールと言えるものです。

しかし、インソールはあくまで外反母趾改善の補助的な役割。

「しっかり足⇔ぐらぐら足」の正しい歩き方の仕組みを取り戻すのが、本質的な改善方法です。

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中島武志
中島武志
外反母趾改善の専門家。アメリカ足病医学をベースとした歩法”ゆるかかと歩き”で外反母趾を大幅改善。公開許可のある改善症例1000例以上(2019年5月現在)。北は北海道から南は福岡まで、その歩行指導メソッドを全国の治療家が続々と導入中。ネイティブウォーキング協会代表理事。