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外反母趾の改善に、三本指や五本指の靴下は有効か?

外反母趾でお困りの方が選ぶ靴下は、三本指や五本指などの「指の分かれた靴下」を選ぶことが多いようです。

少しでも指の間が広がればと考えるのだと思いますし、商品もそう謳って売っているので、ベターな選択の様に思われます。

しかし実際は指の分かれた靴下の殆どは、外反母趾の改善の役には立ちません

患者さん
患者さん
そうなんですか!、服装的に問題のないときは、私もできるだけ指の分かれたものを履いていました。ちょっとでも元に戻っていってくれそうな気がして、、、
中島先生
中島先生
残念ながら、外反母趾の発生の仕組みから考えても無理があるのです。なので「指分かれ靴下履いていたら治った」という人の話を、聞いたことはないはずです。

指の分かれた靴下の狙いとその効果について、詳しくお伝えします。

指の分かれた靴下の種類

指の分かれている靴下は、その分け方によって大きく三種類あります。

五本指

最も一般的な指の分かれたソックスです。

外反母趾も含めた、足に問題を抱えた方のための方というより、ごく一般的に売られています。

三本指

親指と小指を独立させ、それ以外の三本の指を一つにまとめた形で三つに分けた靴下です。

ほぼ外反母趾の方に向けて作られた靴下です。

親指(外反母趾)と小指(内反小趾)を外に広げることが狙い。

土踏まず付近は持ち上げたり、横に締めるという工夫がなされているものあります。

二本指

親指だけ独立させ、それ以外の指と話して二つに分けたもの。

草履をはくときの足袋のような形をしています。

外反母趾の方に向けて作られたものが最近多く出回っており、親指(外反母趾)を広げようとするのが狙い。

三本指同様、土踏まず付近は持ち上げたり、横に締めるという工夫がなされているものあります。

指を広げる靴下は、外反母趾の改善に効果があるのか?

日々外反母趾の改善に携わる専門家の立場から言うと、残念ながらごく一部の例外を除き、効果があるとは言えません。

むしろ逆効果になるものが多いぐらいです。

それは外反母趾というものの発生の仕組みを知れば、すぐにご理解いただきご納得いただけると思いますが、その前に改善のための基本的な考え方について、お話したいと思います。

外反母趾改善のために必要な考え方

外反母趾の方は、すぐに

①親指が外に曲がってきた→②どうやって真っ直ぐにしよう?

と考えがちです。

気持ちはわかりますが、これでは的確な治療に行きつくことは、難しくなります

なぜならその①と②の間に、「なんで曲がってきたのか」という原因の究明が必要だからです。

まったく違う分野ですが、わかりやすい例を出してみます。

サラリーマンで毎月人並みに稼ぎがある。

なのに毎月赤字になり、借金が膨らむ。

こんな状態だったとして、すぐに「どうやってお金を調達してこようか」ばかり考えても、その問題は解決はしないでしょう。

もしかしたら、うまく集められた月は乗り切れるかもしれません。

しかし、それも限界があるでしょう。

「人並みに稼ぎがあるはずなのに、なぜ赤字になるのか、どこに原因があるのか」を突き止めない限り、その問題に終わりは来ないはずです。

どんなことでも、これは同じことが言えます。

そしてそれは当然、外反母趾という問題も同じ。

指が曲がってくる原因が、必ずあるはずなのです。

それを考えもせずに繰り出す対策は、見当違いの無駄骨、ひどい場合逆効果になる可能性が。

なのでまずは原因を考えるということが、問題解決の第一歩ということになるはずです。

外反母趾の原因から考えると、指分かれ靴下は効果が無い

この原因をとらえたうえでの対策として、指の分かれた靴下というのは、あまり深く考えられていない、浅い考えの対策と言わざるを得ません。

なぜなら「曲がった」→「伸ばそう」という、短絡的な考えが基本になっているからです。

これもまただいぶ分野の違うたとえになりますが、もしあなたが親や上司の言うことを聞けないとすれば、何らかの理由はあるはずです。

それを解消しようとせず、強引に言うことを聞かせようとすれば、だれでもいい気はしないでしょう。

反発したくもなるのではないでしょうか。

それと同じで、足指も曲がるには曲がるなりの原因があるのです。

なのにその「指が曲がるに至った原因」の解消もしてくれないのに、形だけ元に戻そうとして、果たして治っていってくれると思いますか?

あなたは気づかぬうちに、自分がされたら嫌なはずのやり方で、足指を強引に思い通りにしようとしているのです。

むしろあなたと同じように、反発・反動があることの方が多い

なのでまずはしっかりと原因を捉えた上で対策に取り組むのが重要です。

もしあなたの見当を付けた原因が正解であれば、外反母趾は改善していくはずです。

そういった意味では結論から言うと、指分かれ靴下も含め、今世の中で出回っている対策のほとんどは、原因を正しく捉えていないといえます。

なぜなら、答えは簡単。

それをやっても外反母趾は治っていないから、です。

外反母趾の本当の原因とは

外反母趾を改善するためには、原因をきちんととらえることが不可欠。

それができれば、外反母趾を治すのは難しくありません。

後ほど詳しくお伝えしますが、実際にここでお伝えする「原因に対する対策」で、外反母趾は大幅に改善しています。

ではその外反母趾の「原因」とはいったい何なのでしょうか?

ここでは外反母趾の発生原因・仕組みについてをお伝えします。

「しっかり足」と「ぐらぐら足」

実は人間の足は歩いている時に、ずっと同じ形をしている訳ではありません。

大きく分けると、2つの形を行ったり来たりしながら歩いているのです。

一つ目の形は、皆さんがよくご存知の状態。

この形では土踏まずがあって、足の骨と骨の間が密に締まった状態。

これを専門的には回外(スピネーション)というのですが、ここでは簡単に「しっかり足」と呼ぶことにします。

そしてもう一つは土踏まずが落ちて、足の骨と骨が緩んでぐらぐらになった状態。

こちらも正式には回内(プロネーション)というのですが、ここでは「ぐらぐら足」と呼ぶことにします。

体を支えるためには「しっかり足」が適しています。

しかし歩くときは「しっかり足」のままでは、その衝撃が直通で膝や股関節に行き、痛んでしまいます。

なので着地の瞬間にその衝撃を吸収するため、、足はあなたが考えなくても自然に「ぐらぐら足」の形に移行しているのです。

そして着地が終わった瞬間からすぐに「しっかり足」に戻る。

実はこれを繰り返して歩いているのです。

外反母趾発生の仕組み

これを踏まえて、外反母趾はなぜ発生するか。

本来「しっかり足⇔ぐらぐら足」を交互に繰り返しながら歩いていたものが、様々な原因で「ぐらぐら足オンリー」で歩く癖になってしまっている方がおられるのです。

「ぐらぐら足」は衝撃吸収用の緩んだ状態なので、体をしっかり支えるのには向いていません。あくまで着地時専用。

なのでそれを常時使っていると足に負担が大きく、足は横に伸びていってしまいます。

これが外反母趾の発生原因で、専門的には過剰回内(オーバープロネーション)といいます。

この「しっかり足⇔ぐらぐら足」の仕組みや、外反母趾発生のメカニズムは、別に私が見つけ出した特別な説ではありません。

アメリカなどの足の医療の発達した国では、実はごくごく当たり前の話。

実は足病医学の基礎中の基礎なのです。

外反母趾は歩き方が原因。なので歩き方で治る!

いかがでしょうか?

この説明の様に外反母趾は歩き方が原因だとすると、その適切な対策は「歩き方の改善」ということになります。

それが正しいのかどうかは、歩き方の改善をした結果、外反母趾がきちんと改善するのかどうかで判明するでしょう。

もちろん歩き方といっても様々あるので、それを間違えても結果は出ないので、注意は必要です。

そしてその結論から言うと、私のもとで外反母趾改善に取り組まれた患者さんは、そのほとんどが、大幅な改善を手にしておられるのです。

そのいくつかの例を挙げてみます。

この方の場合は、左足は中程度後半だった外反母趾が、約4か月後には正常値一歩手前まで改善しています。足の横幅も1センチ以上も小さくなっています。

この方は80歳を超える女性。時間はかかっていますが、それでもやはり中程度後半の外反母趾が、正常値手前まで改善しています。

これらの改善は、基本的に歩き方の改善でもたらされたもの

足の指には一切触れてはおりません。

そしてこのような例は、公開許可をいただいているものだけで1000例以上もあり、私どもにとっては珍しくないのです。

まとめ

外反母趾の改善にとって、指の分かれた靴下は有効ではありません

それは「なぜそうなったか」という原因に対しての対策ではなく、単に曲がったものを真っ直ぐにしようという短絡的な対策だから。

原因は改善させていないのに、無理に真っ直ぐにするという強引な改善は、逆に悪化させる可能性すらあります。

外反母趾の原因はよくない足の使い方という「生活習慣病」。

なので正しい歩き方ができる様になれば、外反母趾はどんどん改善していくのです。

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中島武志
中島武志
外反母趾改善の専門家。アメリカ足病医学をベースとした歩法”ゆるかかと歩き”で外反母趾を大幅改善。公開許可のある改善症例1000例以上(2019年5月現在)。北は北海道から南は福岡まで、その歩行指導メソッドを全国の治療家が続々と導入中。ネイティブウォーキング協会代表理事。